痛風・高尿酸血症についてまとめました。
人間の体内には、食事によってとりこんだプリン体と、自分自身の新陳代謝による古い細胞核酸の分解や、激しい運動などによって体内でつくられたプリン体が存在します。プリン体は、肝臓で尿酸に代謝され、その後、腎臓で老廃物としてろ過され、尿となって排出されます。プリン体が多いほど血中の尿酸値が高くなり、血中尿酸濃度が7mg/100mlを越えると、「高尿酸血症」と診断されます。高尿酸血症の状態が数年間続くと、痛風を発症しやすくなります。
痛風は、ある日突然、痛風発作と呼ばれる関節の痛みが起こる病気で、足の親指に多く発症しますが、風が吹いても痛いほどの激痛を発することから、「痛風」という名がついたと言われます。
痛風発作を繰り返すと、やがて関節がこぶ状に膨らむ痛風結節ができてきます。
高尿酸血症を治療せずにいると、動脈硬化を促進し、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓障害などのが合併症を引き起こす危険があります。
女性はホルモンの関係で尿酸値が上がりにくいことから、患者の99%は男性が占めます。
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