歯周病の予防、治療ともに歯磨きが重要となります。歯垢を取り除き、細菌が繁殖するのを防ぎましょう。ブラッシングは血行をよくし、歯周組織の抵抗力を高めるのにも効果的です。
歯磨きはほとんどの人がやっているにもかかわらず、歯周病患者が出るのは、正しい歯磨きをできていない人が非常に多いという現実があります。自分ではきちんと歯を磨いているつもりでも、ほとんどの人は歯垢を取り除ききっていません。
歯医者では一人一人に適した方法を指導しますが、歯医者さんが全般的に勧めれ歯の磨き方は、“スクラビング法”で歯ブラシの毛先全体で小さく小さく前後に動かしながら、こすっていく方法です。やたらと力任せにゴシゴシ磨くのではなく、小さめの歯ブラシで毛の硬さと弾力を生かして、一本ずつていねいに磨きましょう。以前は“ローリング法”といって、上の歯から下の歯へ歯ブラシをクルリ、クルリとローリングさせる方法を勧めていましたが、これでは歯の付け根に歯垢が残りやすいといった欠点があります。ただし、ローリング法は歯茎のマッサージ効果が高く、血行を促します。このため、スクラビング法を基本として併用するのが理想的な歯磨きと考えられます。
このサイトは生活習慣病の原因と予防に関する情報を掲載しています。
© 2005-2015 生活習慣病を予防!−原因や症状、予防対策など− all rights reserved.