医学的にいう肥満症とは、見た目で太っているか痩せているかではありません。体にたまっている中性脂肪と標準体重から判断されます。
中性脂肪は肝臓や脂肪細胞に蓄えられ、活動エネルギーとして使用されます。利用されなかった中性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪として体に蓄えられます。中性脂肪は血中脂質を測定したり、内臓脂肪であればMRIなどの検査で確認でき、肥満症を客観的に評価できます。
標準体重は、BMIによる計算式がもっともよく用いられています。BMIとは「ボディ・マス・インデックス」の略で、日本肥満学会が採用している計算式です。
ただし、筋肉がついているために標準体重を超過している場合もあり、この場合は肥満とはなりません。
肥満は、糖尿病や高血圧、高脂血症などさまざまな生活習慣病の原因となりますので、肥満解消は健康を維持する上でも重要な意味を持っています。
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