肺がんは症状がでにくい疾患です。症状がなくても安心はできません。
肺がんの症状には、1週間しても改善しない悪くなる咳があります。これは肺がんが気管支や肺を刺激してでる症状です。肺がんが気管支に傷をつければ血痰(けったん)も起こしやすくなります。肺がんが気管支を閉塞すると、ぜいぜいした息やその先に肺炎、気管支炎を起こしやすくなります。
肺がんが肋骨や肋間神経に刺激を与えれば持続する胸の痛みが出現します。太い気管支を閉塞する、あるいは胸水がたまって肺が小さくなれば呼吸困難がでます。肺がんが声帯の運動を支配する反回(はんかい)神経を冒すと、しわがれ声になります。
肺がんが大静脈を圧迫すると、血液の戻りが悪くなり、首や顔が腫れます。これを上大(じょうだい)静脈症候群といいます。
肺がんが進行し体力がなくなると、食欲減退や体重減少や疲労感が出現します。これらの症状は肺がんだけでなく他の病気にもみられます。
このような症状のどれかがあれば、医師の診断を受けることが重要です。
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